線維筋痛症にかんして過去記事で何度か書いてきたことがあるかと思いますが、私の場合脊椎関節炎とセットで合併している状態で、線維筋痛症状を引き起こしている。また化学物質過敏症といった難解な病気もあいまって、痛みセンサーが暴走しているという面倒な状態にあります。
そのため今までセットのように記載してきたので一旦分けて解説して行きたいと思います。
まず、線維筋痛症において血液検査でリウマチ因子やmmp3といった炎症数値などはまず、数値的見て分かる異常はありません。そしてレントゲン、MRIにおいて骨や脳、それらによる検査において目で見て分かる異常もまずありません。
稀に関節リウマチと合併している場合は出る場合があり。
あくまで線維筋痛症は痛みを感じる感度神経による暴走、感度が何らかの原因や要因によって正常に戻らなくなってしまった状態の事を言います。
そしてそれらの神経暴走を招いてしまう理由は絶対になにかあり、例えば交通事故や手術、脳脊髄液減少症やリウマチ、隠れリウマチとされる脊椎関節炎、化学物質過敏症や筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群、また心因性なストレス要因など様々な要因が考えられます。
ただこれらを取り除く施術をしたから治るという単純な病気でもありません、一度上がったセンサーを戻す治療は容易ではないからです。また化学物質過敏症や筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群、隠れリウマチの脊椎関節炎といった難治性の病気など取り除くのが困難な病気もあるからです。
なので医師によっては原因があるからと、線維筋痛症を認める認めないのスタンスが分かれてきたり、これらと合併共存を認める認めないなどややこしい話に発展したり面倒な話になってくる場合があるんです。中には原因が無いものを線維筋痛症だと思っている医師もいたりします。
なので理解度と考え方がバラバラだったり、医師間で見解が分かれたりするので面倒な話で患者からしたらいい迷惑ですよね。
そして隠れリウマチとされる脊椎関節炎、これもまた血液でリウマチ因子とmmp3といった炎症数値などは出ない場合がほとんどです。稀に膠原病などの数値、他炎症性や自己免疫性疾患の因子が出る場合があったりするくらいです。
(膠原病や自己免疫性疾患、シェーグレーン症候群などは脊椎関節炎も線維筋痛症も合併がある場合があり、女性に多いとされてます。多い事例でないのとややこしくなるので後々解説します。)
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Contents
線維筋痛症の定義!

線維筋痛症とは何ですか?分かりやすくいうと身体の神経が狂ってしまい、痛みセンサーが暴走して全身に激痛から激しい痛みが慢性的に続く状態の事を言います。この痛みを疼痛(とうつう)と言います。
痛む箇所は全身から一部、また上半身といった特定箇所広範囲だったり、個人差があり一概にどこが痛むと断言の出来ない病気です。よく患者や医療関係者の間で「痛みが飛ぶ」と表現される事があるぐらい、箇所が変動する事もあります。
また多く見られる症状として寝起きのこわばり感、倦怠感・疲労感(場合により慢性疲労症候群との合併もあり。)、睡眠障害、抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイ、記憶障害、集中力欠如、レストレスレッグス症候群などが伴う事もあり、症状は個人差があります。
特にこわばり感は朝起きたときに多くの患者が経験する症状ですが、人によって数分で終わる場合もあれば数十分と続き取れるまで動けない人も中にはいます。
また中には、私のようにリウマチまた他の膠原病・脳脊髄液減少症に伴って線維筋痛症が発症している場合もあります。
そして化学物質過敏症や筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群といった、ものが関ってる場合もあります。
まず大きな代表的な癌や脳腫瘍といった、有名な疾患がない事が前提となり、もしくはそれらの手術後の後遺症による痛みセンサーの暴走として検査や数値で異常がない、そしてそれが3ヶ月継続して続き圧痛点を確認して医師の診断により判断がされます。
なので結構、専門医の間で認める、認めないが分かれる病気であります。
ただ過去記事で述べている通り、合併を認めないスタンスで痛い目にあっている被害者や患者もいるため、医師のスタンスは注意して受診するべきですね。
個人的見解では合併症を認めない医師のリスクはハンパなく高いので覚悟が必要です。
脊椎関節炎について!隠れリウマチ!

こちらもリウマチ因子は異常無しで炎症数値も異常がない場合が多いです。ただエコーで直接確認をしてその部位に炎症が見受けられるかどうかです。中にはレントゲンで骨に変化がわかるぐらい進行しているものもあるようです。
またその炎症が一時的なものなのか、慢性的なものなのかでリウマチの診断がつくかどうかは分かれてくるでしょう。脊椎関節炎で止るか関節リウマチまで、診断が行くかは医師の判断になります。
見落とされる可能性は高いわで、ややこしい病気だわで本当に患者のストレスを与える病気ですね。そしてそれらが線維筋痛症の一端を担っているという面倒な状況もありえるという、これに四大傷病が重なれば医師としても本当に困る事例でしょうね。
他人事のようにいいますが、私の事例です。
こうなると投薬コントロールは早々に膠着状態に陥りやすく、精神状況も疼痛に作用しやすく慢性疲労による倦怠感もまた脊椎関節炎の軽快に支障をきたします。何故なら運動がこの炎症には効くとされていて、動けば楽になるタイプのリウマチ性疾患なんです。
なかなか上手く行きませんね。
線維筋痛症の医療機関!

効果的な治療は温める事、運動することと適度に栄養バランスをとること。自律神経コントロールを取り戻すことです。
そのため、線維筋痛症を診れる病院はリウマチ性疾患でありながら、心療内科と併設しているような病院である場合が多いです。それ系の処方が出来るか出来ないかも大きいのでしょうね。
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繰り返し話題にする理由。
啓発と載せていなかった情報を補填するためですね。そして慌てずにじっくり取り組んでもらうため、数回に分けて載せたほうが分かりやすいからです。
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線維筋痛症と脊椎関節炎がセットになるのは体験談交じりだからです!
私の場合、線維筋痛症が先で見落とされた隠れリウマチが後から来たので、それがどうしても記憶に強く残ってます。脊椎関節炎はやはり見落とされやすい病気なので、結構力を入れてます。気付くなら早いほうが絶対にいいですから。
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線維筋痛症に関しては専門医師のスタンスが本当に大変。
一番苦労するポイントかもしれませんね。ただ線維筋痛症友の会HPの診療可能な診療所以外に、診れる病院は以外にあります!実際私はリウマチ科の紹介で、内科で最初に診断をされました。
3のように載っていないだけで、診れる病院やガイドラインがあるため圧痛点や問診で診断だけ出来るという病院は意外とあります。なのでポイントは心療内科もやっている病院ですね、緊張をほぐしたり痙攣やこわばりを取る処方が出来る病院なら先生が診れる場合があります。
近所のリウマチ科に問い合わせて診れるかどうか聞いて、上手く診れる病院がないか効いてみましょう。勿論線維筋痛症友の会HPから診療可能な医療機関を近所にないか探すのも手です。
ただその先生が合併症を認めないスタンスだったり、ちょっと危ないなと思ったら転院も考えた方がいいでしょう。
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まとめ
目に見えない、検査結果が数字で出てこない病気なので、援助が本当に乏しい世界なんですよね。寝たきりとか目に見える仕方になって初めて障害年金2級の世界に手が届くという物ですから。
そして痛みと言う本人にしか分からないようなものなので、化学物質過敏症と筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群同様に周りに理解や配慮もありません。レディ・ガガさんのような著名人が公表でもしない限り、認知もされない病気です。
それでは振り返りましょう。
- 線維筋痛症は血液検査で分かるような病気ではない。
- 隠れリウマチやシェーグレン症候群といった免疫性疾患との合併はありえる。
- 痛みや範囲など個人差があるため、気付かない人やこれはそうなのだろうか?と迷う人も多い。
原因不明の疼痛に悩まされている人は痛みや範囲にも個人差があります。痛みの激しいトップクラスのPS9や8といった、障害年金1級や2級の人の事例を参考にしなくていいんです!まず受診してみましょう。もしくは相談だけでもして見ましょう!
またリウマチは異常なかったけど、隠れリウマチの脊椎関節炎も見落とされているケースがあります。是非検査してみましょう。
ちなみに線維筋痛症は女性に多いとされています。
他にも友の会の情報や、一般の病院による誤診の事例など情報は沢山あります。今後機会があれば記事にしたいと思います。
それでは最後までお読み下さりありがとうございました!この記事が皆様のお役に立ちますように!
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