以前も取り上げた事のある、障害者手帳の関連のお話です。
障害者手帳は身体はある程度これ!こという規準が自治体にあり、病院側である程度見て該当するしないを客観的にみて分かる話しになります。
ただ、精神障害者手帳になると話は別です。
精神疾患で患者がどれだけ日常生活を送れていないか、問診で確認していく必要がありその状況を医師が判断して診断書を作成して行かないとなりません。例えばシャワーは浴びれるけど、シャンプーやリンスを使って体などをきんと洗えていないなど、これも診断書項目に「自発的に出来ない」と該当するようです。
なので、精神科医に限ってはきちんと患者の状況を把握して記載してくれるかどうか、また手帳のシステムを理解して患者のために書いてくれるかどうかを探すためにもドクターショッピングできちんとした専門医師を探す必要があります。
今回は手帳の話をも少し掘り下げてしていきたいと思います。
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精神手帳の診断書は一番悪い状態で作成が出来る!

メンタルクリニックはかなりの数があります、そしてその中には当たり外れも当然あり、口コミなども酷評と絶賛レビューとで当てにならないものばかりかと思われます。
数多くある中から一発であたりを見つけるのはまず不可能に近いですし、私達のような特殊な持病から精神疾患を合併している事例だと多くの場合手帳の作成を渋る医者や過小評価で作成する医師が多くなります。
「病気が問題であって、精神は関係ないじゃない」実際に私がかかっていた事のある医師からはこのように言われた事があります。
合併併発、それらの傷病からくる精神疾患やうつ状態への影響を考慮できない精神科医は非常に多いです。そしてそのため、初診の予約を入れようにも電話で問い合わせて、持病を聞かれた際に「化学物質過敏症・線維筋痛症」となると札幌の病院の場合は基本的に「受診拒否」される事が殆どでした。
道外だとまだこのあたりの事情はマシなのかもしれませんが・・・。
何故なら、ようやく診てもらえた病院が道外から進出してきたクリニックで、そこの理事長兼院長が合併症からくる精神疾患の影響をきちんと認めてくれる先生だったからです。
そしてその先生曰く「精神障害者手帳の診断書は患者が一番悪いときの状態を想定して、作成することができるんだよ」という事でした。
今まで受けていた医師は一体なんだったのだろうかと思った瞬間ですね、まあ札幌の規準は違うのかもしれませんけども。
精神障害手帳における札幌の話!

ここからは道外の読者はそうなんだという豆知識関連、また転地療法や札幌で生活保護を受給しようと検討する場合の参考にしてください。
まず札幌は精神障害者手帳の審査に異常に厳しいところです。道外から来た先生がガチでドン引きするレベルでヤバイと言うレベルで厳しいです。診断書1級半近くの内容で3級、になる世界です。
理由を聞いても教えてくれないらしく、子供の自立支援医療すら落とされたらしく唯一回答がきたのが「精神と発達障害は分けて精神だけ想像して買いてください」との回答に「発達と精神はセットだろゴラァッ!」と名に訳の分からない事を言っているんだ?と切れそうになったと話してました。
そこから先生が分析したのは次の内容です。
・単身者に対する審査が異様に厳しい。
・審査基準が回答されない、病院に対しても説明もない事から恐らく加点方式でやっているのだろう。
(対策として)
・診断書の埋められる部分を埋めていくしかない。
・訪問看護など自立支援で活用できるものを活用する。
・化学物質過敏症で考慮していたけど、服用しないようにしてもらうけど一般的な薬を出す。
・ヘルパーとかも活用できそうならする。
といったものでした。
先生曰く「必要な人に該当する等級が当らない制度になっている、大問題だろうこんなの」と言って、真剣に考えてくれて上記の分析をシェアしてくれました。
これから「こんな境遇の人はどんどん増えて行く、必要な人に当らない制度が間違っているけど、変えるには時間もかかる、医師として違法を犯すわけにはいかないから、合法な範囲で出来る限り患者のためにできる事をしてあげてバックアップしてあげないといけない」とまあ、いい先生が北海道に来たなと思いましたね。
三大疾病と精神障害者手帳
これをめぐる話はいろいろ患者仲間の間でも憶測や噂みたいな話が出回っております、「診断書を書きすぎるとフリになる」やら「合併症を多く書きすぎるとフリになる」やら、ちなみに今回記載した1級半で3級は私の事例をあげてます。
そのため、先生のイメージでは「1級は難しいだろうから2級がベスト」と考えていたようです。ちなみに当初は2級相当で診断書をだしたのですが、落とされて再度新規で申請しなおせるようにしてくれた形だったりします。
なので患者仲間の情報もあながち間違っていないなあという印象でおります。しかし障害者手帳に関しては管轄と審査基準は自治体にあります。そのため北海道と他所では何もかも違います。
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障害者手帳や自立支援は自治体で内容が違ったりする。
まず、審査基準もそうですが、手帳により受けられる援助内容がそもそも異なります。
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手帳2級で名古屋だったら全ての病院代が無料になったりするらしい。
これはメンタルクリニックの先生の本拠地が名古屋にあるので、名古屋の事例を聞きました。札幌だと何も無い、「自立支援も1割負担になるだけで上限とか無いんだよ!他所だと月いくらまで自己負担とか上限あるのに」と驚かれてました。
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その代わり札幌は精神障害手帳3級でも自動車税の減免がある。
恐らくこれは他の自治体と大きく変わってくると思います、札幌は自動車が必需品になるところもあるため、精神手帳3等級でも減免になったりします。
まあ生活保護を受けていたらメリット0の手帳種類と等級なんですけどね。自家用車は持て無いですしね。
また元々持っているのなら話は別ですが、新規で持つとなると本当に話が違うのでまずもてないと思ったほうがいいでしょう。原付も車と同じ扱いになるので、話は変わりませんね。
よってあっても無くてもいいような等級ですね、減税と交通費の助成ぐらいですかね?化学物質過敏症だと映画とか見に行くのは自爆みたいなものですしで、そもそも線維筋痛症と筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群でそんな余裕ないですし(苦笑)。
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まとめ
今回は札幌に特化した内容となってしまいましたが、精神障害者手帳の生活状況などは症状の一番酷い時を参考に記載ができる。この規準は大きな要因だと思います。
そして生活状況の項目を調べてみても、例えば自発的に食事をとれててもいつも同じものしか食べれないとしたらこれは「自発的にできていない」という判断になります。
なので化学物質過敏症で精神障害で手帳を取る人は非常に多いですが、正確に診断と該当等級の診断書作成のためにも担当医師にきちんと生活状況を伝えるようお勧めします。
暴露で話せない状態ならば紙に記載して渡すと言うのも一つの手です。
それでは振り返ります。
- 精神障害者手帳は基準が異なる上、的確な診断をしてくれる医師を見つけるのが難しい。
- 札幌の場合、合併症もちだと断られる事例も多い。
- 必要な人に該当する等級が当らないシステムになっているため、医師と相談して形だけでも薬を出したり訪問看護相談など必要な場合もある。
3に関しては化学物質過敏症からすれば、他人が来るというので凄い警戒する問題となります。何故なら香水やマイクロカプセル柔軟剤の問題があるからです。ただ訪問看護に置いては医者からの指示書で記載することができます!
ただヘルパーに関してはそれが出来ないので、地道に理解を求めてお願いしていくしかないというのが現状で同病者の合併症患者は物凄くここで苦労している人が多いです。
本当に難しい問題ですね、とにかく担当医師と細かくコミュニケーションをとり理解を深めてもらうよう努力しましょう。それ以外ありませんね。
ただ中には無理解や合併症などに配慮せず、ドクハラを受けて悪化したり酷い目にあった人もいるでしょう。ただ1つの医師を鵜呑みにせず、メンタルクリニック関連はドクターショッピングを本当にお勧めします。
最後までお読み下さりありがとうございました!この記事が誰かの役に立ちますように!
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