ツイッターで見つけた呟きです。
化学物質過敏症で仕事できない若い人達の生活がとても心配。化学物質過敏症で身体障害者認定を受けられたり、障害者手当を受けられているのでしょうか? https://t.co/yos7tLteS0
— みやこどりvoc研B (@jj9feGJvdND5KXv) June 18, 2019
実際、四大傷病、精神疾患はわりと福祉で手帳が認めれているので今回外してお話しますが三大疾患である化学物質過敏症・線維筋痛症・筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群、これらにおけるもので身体障害手帳を取れるケースは稀です。
まず障害者年金と違い手帳は認定医師の診断書が必要なため、それを書いてもらうまでのハードルが物凄く高いのです。
また書いてもらえたからといっても、自治体判断になるのでそこから認めてもらえるまでのハードルが物凄く高いのです。
手帳についてのテーマは後で別に書くとして、今回は数少ない得られる可能性のある援助として障害者年金についてお話したいと思います。
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Contents
三大傷病は障害者年金の対象傷病である!

言うまでも無く、三大疾患は障害者年金の対象傷病です。これらの診断書は認定医師じゃなくても作成が可能なので、専門医師や化学物質過敏症などは近隣の理解あるアレルギー科で作成が可能な場合があります。
ちなみに障害者年金で検索すると沢山のブログや体験談が出てきますが、それらの人たちは想像以上の悪い状態にある人たちとおもって下さい。
また中にはリアルで関りのある人で『こんな人でも2級?』という事例がありますが、社労士が凄く頑張った結果だと思っていてください。
ただこれら三大疾患は精神こみで、社労士の間で「認められにくいとされている四大疾患と扱われている」そうで、年々審査と認定が厳しくなっている疾患の一つです。
丁度詳しく認定のシステムや併合認定など、説明をしてるブログがあったのでそちらのリックを貼っておきます。
余談ですが3つの対象傷病で3つ級がつけば、併合認定で繰り上げになるというシステムがあります。医者はこのシステムを知らない場合が多く、生活保護など受給をしている場合ケースワーカーも知らない場合が多いです。
なので元気に見えるけど2級、1級という知人のいるケースはこれらか対象傷病がそもそも違うという可能性は考えられる話です。
ただ1つしかないのに1級で元気に出歩いてエンジョイしてるようなら、からくりや不正じみたやり方で医師と談合して協力の下上手いことやったんだなと思うのが自然ですね。
1級って寝たきりで援助が必要な人の等級なので。
ただ併合認定と言うシステムで1級という等級を得ている場合はあるので、その点は注意です。
一級と聞いたこの人、元気に集まりに来てるけど「不正受給じゃないの?」と思った場合。2級、3級、2級とで併合で1級認定という事もありえますのでご注意ください。
医師が診断を認めてても落ちる場合!

社労士のページでは主に患者が自分で記載する「病歴・職歴申し立て書」だかに問題がある場合が多いと、分析をしています。
これは細かく仕事や生活でその病気で困ったことや悪化したりどういう推移で、日常生活で困ったかを伝える書類になります。
診断書とは別に大きな判断材料となる重要な文章ですが、作成のコツが掴めていないので話を盛ったり書き方が悪いなど、様々な要因で落ちてる人が多いようです。
そのため社労士に任せたほうがいいと同病者の集まりや、コミュニティで薦められることが多いのです。
ただ近年は社労士に任せても落ちるケースが多く、宮田先生の記載した診断書でも認められないケースが出てきているそうで、かなり認定が厳しくなっております。
なので対象として制度はありますが受けられるハードルは物凄く高いと思ってください、働けない!暴露:反応することを言いますが、したら数日寝込む生活できないレベルでも二級レベルと診断してもらうには相当ハードルが高いです。
一人で病院に行ける状態ではまず難しいとおもって下さい。
ちなみに三大疾患ともにPS値という9段階で病状を判断する形式となっており、PS7が3級、PS8が2級、PS9が1級とされております。
PS値の全体的な指標やその他診断項目はこちらをご参照ください。
ちなみに障害者年金の3級は厚生年金の加入実績と支払いがないと受けれないので、初診日が未成年にある場合受給資格はありません。
そのため今問題となっている学校に通えない同病者の子供たちは必然的に受給資格が無いという話になりますね。
三大疾病の福祉的援助の少なさ!
社会的無理解に加えて福祉的援助のなさ、数少ない障害者年金は異常なハードルと、まず救済する気がまったくなく精神異常者として扱おうとしたがる国の姿勢がよく伝わりますね。
ちなみに。
いや、多分、生活保護がせいぜいだと思います。
重篤な症状があったらその症状に応じた病名で認定を受けるのでしょうけど。— シュッティ (@shin_shutty) June 19, 2019
これに関しては、条件さえみたせば生活保護は誰でも受けられます。病気健康関係ありません。
援助してくれる身内がいなく、一人暮らしで資産がなく車も何もない、貯金は0でバイトしてても収入が地域の最低基準以下など、条件さえ満たせば誰でも受けれちゃいます。
逆に生計を共にする家族や親がいたり、地域の世帯規準の最低収入を上回っている場合、どんなに病気で困窮してても受けれません。
ただ生活保護も窓際作戦とか、申請させないように法律違反を堂々と窓口で公務員が犯してきますが、その場合は専門家を頼れば一発で終りです。
生活保護受給の可否審査は別ですが、保護を受けたいとする申請を妨げるのは違法行為だからです。
邪魔をされるようなら法テラス、近くの議員事務所など専門家を頼りましょう。
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生活保護は申請する権利は誰にでもある。
水際作戦や窓口でさせない行為は違法です、法テラスで無料相談や議員事務所など頼りましょう。条件さえ満たしていれば受給資格があるものなので。
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化学物質過敏症的にメリットは少ないがその他疾患には大きなメリットがある。
病院代が無料で、線維筋痛症の痛み止めや薬代がかからなくなる。これは相当大きい助けになります。また合併症がないかドクターショッピングで原因を調べに周りやすいので、これもメリットですね。
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審査は厳しいが通院で交通費の助成などタクシー利用が出来る場合がある。
これは病院の意見書があって、役所の上長判断になるのでなんとも言えません。ただ数少ない生活保護の最大のメリットの一つですね。化学物質過敏症は公共交通機関を使うと悪化は免れないので、自家用車がもてないなら欠かせない申請の1つです。
とりあえずこれぐらいですね。
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まとめ
化学物質過敏症単体で考えるならば、自家用車を持てる、通院で治る病気でないと考えるならば生活保護よりも働いて副業なりで経済的リソースを増やすのが一番ベストかなと思うところはあります。
勿論症状や程度にもよりますけどね。
理解の無い職場で悪化する職種ならば、転職エージェントを用いて複数利用をしながら病気理解をしてくれる職場や、悪化しないような職種を一緒に探してもらうという道もあるかもしれません。
転職エージェント情報などを多く扱ってるサイトを一応掲載しておきます、ただ役に立つ人と立たない人とで別れてくると思いますので、参考までにおいておきます。
- 四大傷病は障害者年金の対象傷病である。
- 社労士の間では化学物質過敏症・線維筋痛症・筋痛性能脊髄炎/慢性疲労症候群・精神疾患、これらは認められにくい四大傷病とされている。
- 年々審査が辛くなってきている。
- 福祉的助けがほぼ少ない病気であることは間違いありません。
ちなみに手帳=障害者年金と混同している人も多いようですが、実際は別物です。
手帳関連は別の記事で解説して行きたいと思います。また生活保護のシステムや控除なども解説して行きたいと思います。
ツイッターで目にしたので記事にしましたが、ここの情報は基本長期戦です。合併症の場合はもう時間のかかる方法でコツコツ積み上げていくしかありませんし、合併してる病気で当人の体力的リソースの問題もあります。
そのため、生活保護を受給しながらコツコツとネットキャリアを積み重ねて自活できるスキルノウハウを構築するのも方法の1つだと私は考えます。
不正受給や諦めて終わるよりずっといいと思います。なので関係する必要な情報は、ノウハウの一部として積極的に載せて記事にしていくつもりです。
ハリーポッターの作者だって生活保護を受けながらあの作品を生んだのです。
活用できるものは活用しましょう、助けてくれるものや理解が少なくて働き場がないなら、自分で作るしかないのですから。
最後までお読み下さりありがとうございました!この記事が皆さんのお役に立ちますように。
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